「毎月いくら引き落とされているか、ちゃんと把握していますか?」
そう聞かれたとき、即答できる人は、意外と少ないのではないでしょうか。
動画サービス、音楽アプリ、新聞、ソフトウェア、保険……。ひとつひとつは小さな金額でも、気づけばいくつも重なっている。それがサブスクリプション(定期課金)の怖いところです。
NHKが何年も引き落とし続けていた、という話
実際にあった話です。
亡くなった方の銀行口座が凍結されないまま残っていたため、NHKの受信料が何年も引き落とされ続けていたケースが複数報告されています。NHKに限らず、クレジットカードが生きていれば、解約手続きをしない限りサブスクは引き落とされ続けます。
「亡くなったら自動で止まるだろう」と思っていたら、そうではありません。誰かが動いて、ひとつひとつ解約しなければ、料金は発生し続けるのです。
まず「何に払っているか」を知ることから
サブスクが増える理由のひとつは、「無料トライアル→そのまま有料」 の仕組みです。登録したことすら忘れていることもあります。
よくあるサブスクの種類:
- 動画配信:Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、U-NEXT、Hulu など
- 音楽配信:Spotify、Apple Music、Amazon Music など
- クラウドストレージ:iCloud、Google One、Dropbox など
- ソフトウェア:Adobe、Microsoft 365、セキュリティソフト など
- ニュース・情報誌:日経電子版、朝日新聞デジタル、各種マガジン など
- NHK受信料:口座引落またはクレジットカード払い
- 保険・共済:月払いのものは継続確認が必要
- フィットネス・アプリ:ジム月額、ヨガアプリ、健康管理アプリ など
- フリマ・通販の有料会員:Amazon、楽天、メルカリShops など
支払い方法のタイプを把握しておく
サブスクの厄介なところは、支払い方法がバラバラなことです。
| 支払いタイプ | 特徴 | 死後の止め方 |
|---|---|---|
| クレジットカード払い | カードが有効な間は継続 | カード解約で一括停止できる場合も |
| 銀行口座引落 | 口座凍結で停止されることが多い | 凍結前に手続きが必要な場合も |
| キャリア決済(ドコモ・au・ソフトバンク) | 携帯の契約に紐付き | 携帯契約解約で停止 |
| App Store / Google Play 経由 | スマホのアカウントに紐付き | アカウント削除で止まる |
クレジットカードを解約しても、サービス側に登録情報が残っていれば請求が続くことがあります。ひとつひとつ、各サービスで解約手続きをすることが基本です。
サブスクリストを作っておこう
エンディングノートや「わたしの整理帳」に、以下の情報をまとめておくと、託した人がスムーズに動けます。
書いておきたい項目:
- サービス名
- 月額(または年額)金額
- 支払い方法(クレカ・引落・キャリア等)
- ログインに使っているメールアドレス
- 解約の方法・注意点(解約はWebのみ、など)
全部いっぺんに調べるのが大変なら、クレジットカードの明細を3か月分さかのぼるのが一番早い方法です。毎月同じ金額が引き落とされているものをリストアップするだけで、ほぼ全体像が見えてきます。
これ、まだ必要?を見直す機会にもなる
リストを作ると、「あれ、これもう使ってないな」というものが出てくることがあります。
整理は「死後のため」だけでなく、今の自分の暮らしを整えるためでもあります。使っていないサービスを解約するだけで、毎月数千円が手元に残るかもしれません。
「備えを整えながら、今をすっきりさせる」。それも、&onらしい準備のひとつだと思っています。
今日できること
- クレジットカードの明細を開いて、毎月引き落とされているものを書き出す
- 「これ何のサービスだっけ?」というものを調べる
- 使っていないものは今すぐ解約、必要なものはリストに残す
全部やらなくていい。まず明細を開くことが、スタートです。


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